SEが転職するかもしれないししないかもしれない日記

転職するか否かぐだぐだ悩んでるSEの日記

嗚呼、伝書鳩生活

上司に再度「歳も歳だし時勢も時勢だし今のプロジェクトにこのままいても何のキャリアにもならないしこの会社に骨うずめる気もないから転職する」と言ったところ、他の案件を見つけてきたので辞めるならそこやってからにしてくれと言われ渋々承諾。

内容も職務経歴書映えするようなものだったし、こっちも欲が出た。

 

今までやってた仕事がぬるすぎた反動もあってか、新しい仕事自体は楽しくて仕方がない。ただし日が経つにつれ、不安要素がむくむくと頭をもたげてきた。

 

元請に日本語が怪しいのが一人いる。私より年上の人で、もちろん日本人。仮にA氏とする。

 

A氏は喋っている分には普通なのだが、メール本文、客にだす議事録、社内検討用の資料等々、ぱっと開いた時点で違和感ゲージがMAXになるレベルで怪しい。下手すると前のプロジェクトで一緒に仕事してた中国人ブリッジSEが書く文章の方がまだ上手いんじゃないかと思うほど。

たまにコードはゴリゴリかけるけど日本語だと急に怪しくなる人がいるからそのパターンかな?と思ったら、コード読めない書けない典型的な文系SEなのだという。文系の定義について今一度問いたい。

うちみたいな小さい会社にぽっと回ってくる上流工程の仕事だから何かワケありだろうな、とは思っていたけど、こういうパターンは初めてだ。

 

そして経験上ろくなことにならないのが、下請けの人間を伝書鳩に使う元請達。

 

チーム内に一人ずば抜けて仕事出来る人がいて、一緒に仕事してて勉強になるしとても良い刺激になるんだけど、なにせ自分にも他人にも鬼のように厳しい。こちらをB氏とする。

日本語が怪しいA氏からしてみれば、B氏から毎日のようにメールや議事録の日本語のダメ出しをされて相当トラウマになっているらしく、日を追うごとにB氏と直接話す時間が減っていく。B氏も何度注意してもてにおはがおかしいA氏の文章を見るのにうんざりしているのか、口頭ではなくメールで突っ込みを入れることが増えてきた。

 

そして何か問題が発生した時に、本来であればA氏とB氏の間で解決すべきことなのに、直接やり取りをせず間に私を挟んでやり取りしだすようになった。

これがいわゆる伝書鳩。くるっぽー。これが珍しいことじゃないから困る。大きな会社だと、派閥等いろいろあって一枚岩とはいかないらしく。

狭いチームなので開始早々これでは困ると思い、早めにB氏(まだ話が通じる方)にA氏と直接やりとりするよう念入りに釘を刺す。A氏の方は私が伝書鳩を拒否りだしたので別の人を代わりの伝書鳩に仕立て上げようと苦心している。

 

他にも色々雲行きが怪しい点があったりして内心不安ではある。まあ順風満帆なプロジェクトなんてこの世には多分存在しないんだろうけど。