SEが転職するかもしれないししないかもしれない日記

転職するか否かぐだぐだ悩んでるSEの日記

需要と供給の狭間で

それなりの年数IT業界で下請けをやっていて思うこと。

そこそこ仕事出来る人よりそこそこ仕事出来ない人の下に付く方がやりやすい。

 

無論バリバリ仕事出来る人の下に付くのに越したことはないのだが、そういうケースはなかなかない。大抵はそこそこ仕事が出来るかそこそこ仕事が出来ないかになる。

 

・そこそこ仕事出来る人のやりづらいところ

仕事は出来るがあくまでそこそこだし、やらかすまで行かなくても「ちょっとそれはないんじゃないか」ってことを言いだした時がかなり辛い。プライドが微妙に高いが故に説得するのも一苦労だし、なだめすかしてやっとこさ首を縦に振らせても後から蒸し返す率もかなり高い。

一番やりづらいのが、それなりに仕事が出来るが故にあれこれ自分でやろうとしてしまうため、こちらになかなか美味しい仕事を回してくれないということ。

単に作業分担が下手なだけとも言えるけど、他人に頼んだら負け、みたいに思い込んでる人が多いのも事実。それで残業地獄に陥って自爆してたりするから世話が無いというか。

 

・そこそこ仕事出来ない人のやりやすいところ

割とやらかすから慣れるまでは大変。しかし慣れてくるとこちらはやらかすことを見越して先回りしてフォローしたり出来るので恩を売りやすい。

本人も自分がやらかしやすいことを薄々気づいているので、次第にぽんぽんこっちに仕事を丸投げしてくるようになる。向こうとしては「こいつを適当に持ち上げておけば面倒なことやってくれる」と思っているんだろうが、こちらとしては「こいつをフォローしておけば手柄を丸々こっちのものに出来る」なのでまさしくwin-winの関係になるのだ。

たまに手柄を横取りしようとする不届き者もいなくはないが、そいつの上司の前できっちり手柄の所在をアピールしておけばその上司が余程のアレじゃない限り察してくれるので心配はない。

 

ただしあまり甘やかし過ぎると、そこそこ仕事出来ない人が全く仕事をしない人にクラスチェンジしてしまう場合があるため、用法容量は正しく守って使う必要がある。